オバマ大統領が就任後、独自のドメイン申請について言及したのは今回が初めて。今回、オバマ大統領が.obamaを申請した背景には、2008年にICANNがトップレベルドメイン自由化を承認した背景がある(※)。
自由の国アメリカらしく、トップレベルドメインにも自由を求めるオバマ大統領の今回の申請は、大きな波紋を呼びそうだ。
取得完了後オバマ大統領は、自身のすべての情報を.obamaに集約すると思われる。
hitstory.obamaで自身の経歴を、books.obamaで自身に関する書籍を集めるなど、トップレベルドメイン所有者ならではの活用が予想される。また、支持者に無料でメールアドレスを配布することも検討されている模様。
今回オバマ大統領のドメイン申請を代行した日本の株式会社インターリンクは、世界規模で『Word Domain Cup(ワールド ドメイン カップ)』の開催を予定している。当コンテストで選ばれた独自トップレベルドメインの考案者には、その売り上げの一部を得られる権利が用意されている。.comドメインのように数千万ドメインの規模で売れると、そのインセンティブはとてつもなく莫大である。これは千載一遇のチャンスであり、チャンスは参加者全員に平等に与えられている。
※インターネット監督機関ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)は、インターネットのアドレスシステムに新たなgTLD(分野別トップレベルドメイン)名を加える案を承認した。これまでgTLDは「.com」「.net」など21種に限定されていたが、今後は、例えば「.社名(.interlink)」や「.人名(.obama)」、「地名(.tokyo)」などの名前が申請できるようになる。尚、申請費用は数千万円かかる見込みだ。